AutumTour 2012
『AS PROMISED』


2012/10/13(函館:cocoa)〜14(札幌:COLONY)



 函館は今回の秋ツアー初日!
風雨の心配されたお天気もある程度良く、気温もこの季節にしては上々。

ココアのステージはやや広め(前回までのベイシティが狭すぎ?)で、会場内も吹き抜けの階段アリ、天井もかなり高く開放的な雰囲気。


 春ツアーと同じく舞台ソデから飛び出してきた海月さんと、流れ出すHISTORIA。
皆で腕を高々と挙げ声を出して歌い上げながら、ACEさんの出てくるその時を待ちます。
これからftaの世界へ突入する期待感で高揚し、この一瞬が永遠のような錯覚に捉われた頃、ACEさんが飛び出してきて劇的に1曲目が始まります。


このツアーは夏のパーティーに続き、海月さんの組んだセットリストだそうです。
なので、意外性溢れる曲順とセレクトが楽しめました。だって3曲目にBE ALIVE デスヨw



 ライヴはツアー初日という事で機材のトラブル有り、PAとの業務連絡有りでなかなかに波乱万丈でしたが、彼らからはそんなことも楽しんでいる様子が見受けられました。

ACEさんによれば『初日…本当なら緊張してあれもやらなきゃこれもやらなきゃ…って大変なのに、今回は余裕あるよね?(海月さんに)
それに対して『時間的にねw』と返す海月さん。

当日の朝、飛行機に乗り函館までやってきたお二人。またもやレンタカーを借りて機材を積み込み、途中でいつものサテライトしてきたそうでこれまたいつものお決まりのギャグ『高画質ハイビジョンでお送り』してきたそうで御座るwww
会場から『またメールするよお!と声がかかると『ありがとう!』と笑ってました。


さらに彼ら、会場についてすぐリハーサルを始めたそうなのですが、とにかく心に余裕があったらしく、超ご機嫌。
聞けばパーティ以降セッション系の緊張するイベントが続いていたのでやっとftaのツアーが始まって、『もう楽しくて楽しくて!仕方が無いんだそうなwww
『今回は朝、10時頃家を出て飛行機に乗ってきてたわけですが、前は…4時起きとかだったような(笑)』とACEさん。『以前ここ使ったときはあれですよ!朝早い飛行機で。で、僕が当時のスタッフに埼玉から羽田じゃ絶対に間に合わないから、近くにホテル取ってくれっつったら、蒲田ですよ!本当使えないっ(#゚Д゚)と、なにやら過去の事でお怒りモード。
『移動も機材だけバスに乗せて僕らはJR移動でしたねえ、意味が判らない…』『……本当!意味ワカラナイっ!!』と段々負のテンションが上がってきたところであーやめやめ!あんな事こんな事イロイロ思い出してきたっ!!(#゚Д゚)』なんてアタマ掻き毟るくらいの勢いで吃驚。

……色々と苦労してますねぇ……
以前もちょびっと愚痴ってましたものねぇ。
しかしACEさんの愚痴ではなく海月さんの怒りの方が凄かったのはチョト意外w



 そんなMCも有りましたが、海月さんは業務連絡で『こっち(キーボード)の音、大きすぎませんかねえ?あと、ギターの音もう少し返して下さぁい!』なんて感じでした。
その間のACEさんの『えー少々お待ち下さい(´∀` ) 全て手作りのライヴですので…。』と、ニッコリされているのがまた微笑ましく、また落ち着いた大人の笑みを湛えた姿がステキ過ぎます。



 函館は一年ぶり。そしてココアは2009年以降久しぶりのライヴ。
『此処でやるのは久しぶりですが、改装……した? 天井が高くなってるよね?ミラーボールも今時こんなに巨大なの有るのか!?って位大きい(笑)』
『懐かしいなあ…以前やったときは隅っこに親戚が来ていて……
あれは演り辛かったあっ!!w』
と、テレ笑いしながら叫ぶ、ACEさんでした。

更にさりげなく『またここでやりたいなあ〜ですってw


 そして事あるごとに『…楽しいねえ、いや〜楽しいっ(´∀` )』とにこにこしておられる。
たとえどんなに機材がトラブって、思ったような音が出せなくても『いやあ、初日、ですねw この機材(足元のエフェクター等)はあとで叱っておきますから!ちょっと今夜の打ち上げの席にでも呼び出して、しっかりきつく締めておきますので!』とかつらっと言いながら飄々と笑ってるACEさんでした。





 そして盛り上がりは最高。ACEさんもしっとりと汗をかき始め、息も荒くなってきている。そんなところで恒例のお前らまだまだいけるかあああああああぁぁぁぁぁぁ!?
更に間髪居れず『ヘタばってないか!?ついてこれるか!?大丈夫かあっ!?』と、ぽんぽんと矢継ぎ早に聞いてくるものだから会場も最初のうちは『ぅおおおおおおおっ!!』って叫んで盛り上がっていたのですが、何となく『あれっ?どこで返答すればいいのかな?』ってドギマギした雰囲気になっちゃいまして、ちょっと凹んだACEさん苦笑いしながら『初日なんだから………その……;と、大変困っておりました。

そして盛り上がりについて『もう色んな事忘れちゃってもいいじゃんw 今日のセットリストの曲順は…とかもう全っ部!ぽろっぽろこぼれ落ちちゃう位盛り上がろうぜえっ!!と脳味噌から記憶が零れ落ちるような仕草をして笑ってました。

勿論きちんと仕切りなおし、馬鹿みたいに盛り上がりました!www

ACEさんは最初から最後までにこにこっていうかへにゃへにゃ〜っと笑っては『…楽しいねえ…楽しいなあを繰り返しておられましたw
可愛いの!コレがw


 また、打ち上げ後に何を食べるかでお悩み中だったお二人、『今の時期、何が美味しいの? 烏賊はもう時期が終わりだよねぇ……んー……』と、客席に問うも、なかなかコレといった回答が出てこず、『いいや!じゃ今日は魚貝って事で!!』と、言っておられました。
とにかく美味いメシが楽しみなのですねw


 締めは『灯』。しっとりと歌い上げられ、感動のあまり涙ぐんだワタクシでしたが、唄い終わった後の余韻の中、突如海月元差のさんの機材からヒグラシが鳴き出して、海月さん大慌て。
会場は感動から大爆笑に変わりました。

さらにアンコールではACEサンが『雪祭りの時のヒグラシが…恩返しに来た?なんてテレながら言うものだからまた爆笑でした。




 アンコールでは夏のパーティから海月さんがお気に入りの「CARNAVAL」がきました。
『あの…コレ流行らせたいんですけど…』って必死で言っていただけあって今回は用意周到に曲のオープニングに『ラライッライッライッ!』をサンプリングでもってこられまして、まずは会場爆笑。そしてノリノリで皆各自右の拳を握ると、物真似でお馴染みの五木ひろしの振り付けwww
海月さんもノリノリでステージ前に出てきて振り付け指導をスルw

そしてこの曲が終わった後、ACEサンがしたり顔で『僕は今回のセットリストにこの曲が入ってくるだろうと、思ってました!と言いながら物凄いドヤ顔www
『海月のセットリスト、本当に楽しいですよね〜とまたへにゃっと笑う。
本当に楽しそうでした。




2012/10/14 札幌COLONY






 ツアー二日目は札幌。もはやお馴染みになったCOLONY。

どうやらACEさんの中では7〜8回は来ている事になっていたようですが、本当は五回だとかw
でもどうしても『…おかしいな〜…絶対に7〜8回は来ているハズなんだよな〜!』と、事あるごとに頑なに言い張るACEさんが大変に可愛らしい。


 そもそもこのハコが常小屋になったのはほんの偶然から。
それ以前は810を使っておられたのですが、その後たまたまCOLONYでやった際に、夜にDJイベントか何かがあって撤収が早かったそうで。

で、次回札幌どうする〜?と、海月さんと相談していた時に海月さんが勘違い『810って確か早く出されたんじゃなかったですっけ!?』にACEさんも『あーそうだったっけ?早く出されるのはヤダな〜…』『…ですよね〜』なんて記憶が逆になってしまい、COLONYにブッキングしてそのまま現在に至る…ただの勘違いから始まった縁、なんてお話をされてましたw



 また、今回も函館からの移動はレンタカーとの事で、前日のココアで『昨年は羊蹄山が見えなかったから、今年は見られるかな?』なんて楽しみにしておられたお二人。

結果は……今回も見られなかったそうでw
ただ中山峠辺りの紅葉は丁度最盛期で原生林萌えの海月さんには、かなりご満足いただけたご様子でした。

因みに羊蹄山の話からナゼかACEさんのお家から富士山が見られるとのお話をお聞きしました。
ご実家の窓からは下半分が綺麗に見られ、自分の家に戻られるとビルの隙間から上の部分だけが見られるそうです。
『実家行って下の部分だけ見て、急いで帰ってきて自分の部屋から上だけ見たら丁度イイ。』んだそうです。
ですがご実家の窓の前に隣の建物の吸水タンクが建ってしまい、現在は下半分も吸水タンクで丁度真ん中を分断されるような眺めになってしまったのだとか。
…切な過ぎて笑っていいのやら…orz 


 そんでもって移動のお話の後、前日の函館のお話をしだすも、『……昨日見た顔がいっぱい居る……』と、苦笑い。
うん、ゴメンナサイ。夜行バス最強!w



 さて、まだまだレンタカーでの移動の話。今回も高速は使わず下路をすっ飛ばしてきたお二人。
昨年の旅では噴火湾から山側に虹が掛かって日記に写メをアップした場所を『おー、ここだここだと懐かしく思い出したりしていたなんていう話をして下さいました。





 話題はまた相変わらず出没多発のお馴染み!熊の話。
これについて海月さんは北海道の原生林を見て思ったことがあるらしく…
『今、「猛暑なんかで山の中に餌がないから人里に下りてくるんだ!」的な事が言われてるじゃないですか!でも、違うと思うんですよね!!…中山峠とか見てたら、物凄い実りじゃあないですか!!人間が野生動物のために餌を撒くとかいう行為とかやっぱり違うと思うんですよ…』と憤られ、ACEさんも『そういう団体とか…何やかややっぱりお金の匂いとかしますよね…』ってポツリ。で、二人揃って『いやですよねー!!』で笑って〆られてました。



この移動の道中、長万部あたのでお昼を食べられたそうなのですが、長万部といえば毛蟹!
しかしお二人はあくまでも旬のものではない冷凍の毛蟹はノーサンキュウだったそうで、あえて駅前の蕎麦屋に入ったそう。
『ACEさんはアレですよね、天丼でしたっけ?』と海月さん。
えへへっと笑いながら『ミニ天丼と蕎麦のね…セット。アナタは毛蟹のチャーハンでしたっけ?美味しかった?』と続けて海月さんに質問返し。
『チャーハンだったら間違いはないかな、と。美味かったっすよ、うん。』と、軽くドヤ顔の海月さんが可愛い。

ここで突然ACEさん達から『北海道の人って毎日何食べてンの!?』と聞かれました。畳み掛けるように『毎日蟹、食べんの?やっぱ』とか、ナカナカにド阿呆な質問に皆が苦笑していると突然『この中で蟹が好きな人〜!?』と始まる騒ぎに。
そんな感じで和気藹々のMCタイム。

とにかくこの二人のおしゃべりは和めますwww



そしてライヴは大盛り上がりで続きます。
ヒートアップしてくると流石のお二人も汗だくに。
『ACEさん、普段あんまり汗かかないのに今日は汗だくですね?』と海月さんも笑うほど。
ACEさんは『昨日の函館でも全然汗かかなかったのにねえ…』『かきませんよねえ?汗!!』と笑顔で会話している最中にACEさんがすっと後ろに下がったかと思うとナニカを探している風。
『確かこの辺に……あったあった!』とナニカを見つけて嬉しげに立ち止まる。
足元からはドライアイスの煙が噴出しており、『もうね、ここから動かないから!今日はもうずっとここでやるっ♪』『で、ここから「みんなぁぁぁぁ元気かああああああ!?バテていないかあああああ!?」とかやるっ♪………ひでえw…などとセルフ突込みまで入れつつ、暫し涼んで(休んで)おられましたw

それを見ていた海月さん、『…それ、ズルイっすよねえ……』と苦笑い。
さらには『コレ(シンセ)もって其処に移動しよっかなあと言い出してました。

この後、ピアニカやギターに持ち替えた際には、海月さんも嬉々としてドライアイスを浴びに行き、リフレッシュする場面も見られました。


そんな中、たびたび『………やっぱりもっと来ているんだよなぁ……うん、7〜8回は来ているハズ!』っと呟いているACEさんの姿があったとかなかったとか…www




そんなわけでライヴはいつものように大盛り上がりで終了。
相変わらずラストの「灯」でワタクシは泣かされ、アンコールのラスト「So Sad −So What?」では皆、いい笑顔でコール&レスポンスで大合唱。

あの皆でコーラスを合唱し、それにACEサンが極上の笑顔でお歌を重ねてくる部分は鳥肌が立つほどに好きです。勿論海月さんの掻き鳴らすギターも好きw




そしてお片づけ後はおなじみのサイン&握手会。
すぐ側で普通に感想を伝えられたりお話をするのは本当にいい思い出になります。






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