WARRIOR
〜 唄い続ける侍ロマン 〜

札幌公演
於:札幌市民ホール
2012年3月30日(金)〜4月4日(水)

観劇日:04/01(日) 19:00開演の部




TEAM NACS
森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真


飯田隆裕、井上和茂、梅田喬、大野朱美、栗原寛孝、黒岩司、後藤祐香、菅原健志、田中温子、新田健太、広瀬諒人、松尾英太郎、宮川康裕、山中雄輔、和田成正




NACS初の戦国時代モノ。
CONPOSERのように『知っている人には戸惑いを、知らない人には混乱を!』を地で行く戦国ファンタジーです。
史実に基づいているようないないような。
そんな不可思議な戦国武将達の泣き、笑い、叫び、人生を謳い上げるロマンの数々が味わえるド派手で迫力ある新境地のNACS、といった感じでした。

但しあくまでもファンタジー要素の強い作品のため、史実と照らし合わせるとヲイ!って感じになりまするので、そこは生ぬるく見逃しておきましょう。
ナゼなら柴田勝家が爺と呼ばれていたり、三河の当主が松平元康ではなく最初から徳川家康と名乗っていたり、美濃の元主家筋にあたる光秀がなぜか今川義元に仕えていたりします。
色々深く考えると混乱をきたす事間違い無しですw





+++ 【あらすじ】 +++

物語は戦国を生き残りし唯一の語り部・徳川家康が息子・秀忠へ語りだす己が数奇な半生と、戦国下克上の時代の武将達の生き様を伝えるべく、始まる。

時は室町が終わり安土桃山へ。所謂戦国時代。日本各地では混乱をきたし、群雄割拠する武将達が下克上の果てに日ノ本の覇権を争って戦を繰り広げている頃。
天下統一を目指す織田信長が今川義元を桶狭間で討ち、手違いで家康をも切り殺してしまった事からこの数奇な物語は動き出す。

たまたま桶狭間にいくさ絵を描きに来ていた一介の絵師が織田と同盟を結ばなければならない大切な相手・徳川家康と瓜二つだった事から、信長は咄嗟に絵師を家康の影に仕立てる事を思いつく。

何の前知識もなく突如三河の領主・家康となってしまった絵師・池田又兵衛と、織田の家臣筆頭・柴田勝家、生まれ故郷の美濃を去り今川に仕官していて織田の捕虜となった明智光秀、小猿と呼ばれ百姓から足軽、更には家臣団の一人として為り上がった羽柴秀吉、彼らが絡み合いもつれ合いながら荒れる日本を統一し、または己が大切な人や領地や領民を守るため、懸命に生き抜く様を。
侍でも何でもない一介の平凡で臆病な絵師の視点から描かれ語られる、侍たちの矜持。

この物語はそんな戦国ストーリーにて御座いまする。






森崎博之:柴田勝家 ---信長の信頼厚い家臣。あだ名は爺だが、南蛮より伝わったゴリラという言葉を勇猛果敢な男の事と信じ込まされ、それ以来お気に入り。「ゴーーーリラアアアアア!」と自ら叫ぶ。また信じられないほどの方向音痴で五日で付く筈の三河に二十日かかって辿り着く男。その為、信長より南蛮渡来のコンパスを拝領し、喜びのあまり「コンパアアアアアアアアスゥゥゥゥゥゥ!おお!コッチが北あああああ!!!」とも叫ぶ。
信じられないほど嗅覚が鈍く色んな意味で鈍感。戦は勝つまでやる男。
宿の手配などにも長けており、じゃらーんの名も拝領するw
信長を守るため、弁慶の立ち往生的に壮絶な最期を迎えた。



安田顕:徳川家康 ---手堅い策士でアタマが固い男らしい。三河の事を真面目に考え、もしも自分が討ち死にした際は武田に援軍を求めるよう妻・築山に指示していたらしい。桶狭間の戦いで今川義元を庇い、勢い余った信長に討たれて死亡。
     
/影武者家康(池田又兵衛)
---名も無き絵師。いくさ絵を描いていた所を信長の家臣に見つかり処分されるところを家康の影として見出され、数奇な運命に生きる事となる。
かなりの臆病者だが情に厚く最後には侍として生きる事を受け入れ、日本を創り直すべく関が原に赴く事に。



戸次重幸:
織田信長
 ---魔王と呼ばれ、変人とも言われる男。天下を統一する野望を抱き、その為なら他人の命すら簡単に奪うが妻・濃姫の為に今川に仕えていた明智を殺さずわざわざ家臣に取り立てるなど、根は意外と不器用な様子が見られた。光秀達の影で討ち入りしてきた秀吉と相対し、死亡した。



大泉洋:明智光秀 ---家臣団の中での愛称はみっちゃん(えっちでーでーの彼ではナイ)
大変な雨男で彼が行くところ雨が降り、また自在に雨や雷を操る特殊体質を持つ。但し全ての雨が彼のせいではないらしいw
美濃出身で濃姫とは元は夫婦だった。美濃を追われた後、今川に戦の指南役として仕官するが、桶狭間で勝家の異常な活躍に圧されて策を誤り信長に捕らえられる。餓死しようと一切の飲食を拒むが、信長に濃姫の命と引き換えに家臣として仕える事を強要され承諾する。
毛利攻めの前に家康を三河へ送り届ける途中、焼き滅ぼされた美濃と美濃の民を目撃し信長の仕業と思い込んで家康とともに本能寺へ攻め込む。



音尾琢真:羽柴秀吉 ---信長からは小猿、後に猿と呼ばれる。生に執着し、自分の限界を試して成り上がることを楽しんでいる男。
餓死しようと飲食を拒む光秀に食事を運び熱々の粥をあーんしてあげるなど、明るく気立ての良いように見受けられるが、その実態は……信長の野望を引き継ぐ野望を持ち、光秀に主君討ちの汚名を着せて天下取りを狙う男。
老衰で死去したらしいが晩年は信長の影に怯えて錯乱していた事が家康の口から語られた。









音尾琢真:たくさんの拍手を有り難うございます!あ、別に音尾がでしゃばって出てきたわけではないですよ。最初から僕から挨拶をする段取りなんであります!
今回僕は羽柴秀吉をやらせていただいたわけですが……夕張市長選に落ちた悔しさをバネに(笑)全国各地を巡って頑張らせて頂きます。



大泉洋:どうも…明智光秀です。
今回雨男の役だった訳ですけど…僕のせいなのか、北海道はこの時期になって天候荒れてますねぇ…雪まで降っちゃって。昨日楽屋に内地からいらしたお客様がいらっしゃいまして…朝、危うく飛行機が飛ばないところだったらしいんですよ。で、恨めしげに僕の顔をじーっと見てましてねぇ……「俺のせいかよ!?」っと……。
えー、これから我々全国を回って行くわけでして、こうぅ゛わ゛ーーーっと南下して行くわけですよ。ですからどこかで天気が荒れていたら、「嗚呼あいつら今アノ辺に居るんだなぁ…」と、思っていてください(笑)
ハイ!この後からは馬鹿げた挨拶が続きます!



戸次重幸:どおもお〜信長でえすっ(無表情)。僕はですねえ、今までいっこも笑いの無い役は初めてでして……それがどんなにストレスの溜まる事かっ!!
で、この挨拶では58連発でモノマネをしていきます。もう4公演終わって残り54ですけど。今回はキツイ奴らの柳葉敏郎さんをやります。あ、ちょっと大泉!玉置 浩二さんの真似やって!
(大泉さん大慌てで『ちょっ…なんでよ!?ちょっとこれ!俺貰い事故じゃね?なんで俺が此処でモノマネやらにゃならんのよ!?』と慌てるも、会場からの洋ちゃん頑張ってー!にうんうんと頷きながらどうにか台詞を言ってあげる)



安田顕あ゛ーどうも…ご来場頂きまして有り難う御座います……。どうして笑われるんでしょう?私今、挨拶を言っただけなんですが……。
改めまして徳川家安田顕です。
今朝、会場入りしようとタクシーに乗ったんですね……そしたら運転手さんがね…市民ホールで何か有るのか?って聞くんですよ………。
ええまあ…あの…知っている方は知っている、しかし世間ってのはこんなもんだな、と。
しかしこの場にこんなに集まって下さる皆様はちゃんと私のことを知っていて下さるな…と。



森崎博之:皆様ご来場頂きまして有り難う御座います!今まで東京で我々稽古をしていまして…しかしこうやって帰ってきますと北海道の皆様に『お帰り!』と迎えられているなあ…と、大変感謝しております。
それにしても酷い挨拶だ。この挨拶はモノマネを披露する場ではぬわいっ!!
アンケートに「終演後の挨拶が一番面白かった」と書かれていたりしましたが。
今回は客演の方が20人もいらっしゃいまして、20人のTEAM−NACS、裏方のスタッフも80人おりまして80人のTEAM−NACSです。まだまだ全国を回ってまいります。
皆様本当にご来場頂きまして有り難う御座いましたああああっ!!








最後に。
今回、パンフレットを買いそびれましたwww
なので登場人物の名前、特に池田又兵衛は当て字でっす∠(*・ω・)/
間違っていたらゴメンナサイwww

個人的にはこのお芝居、長髪のシゲがキツめのメイクで刀をぶん回したり、連れ舞を踊ったりと大変ビジュアル的にステキでしたwww
何あのツンデレ魔王!?しかもビジュアルは女王様だよ(笑)

と、一人心の中で笑い転げておりましたわよー(Φ∀Φ)


あ、草履をちゃんと言えずに慌てて『……じょうりって言っちゃったじょー( ゜ ∀ 。 )』ってアタフタしていた琢ちゃんがかなり萌えポイント高かったっすwハナレ眼が更に離れて広角スクロールしそうな慌てっぷりデシタ。









2012/04/06 up




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