V S 作品内容とキャラクター解説





『アッキーmy Love』

安田組 (安田顕 小橋亜樹 河野真也) 

キーワード [三十路・手料理・駅]

主題歌 『安田国家』

小橋亜樹の実体験を元に、あの平成の天才・安田が脚本を書き下ろしたが、3作品中一番普通なドラマに仕上がっている(笑)
因みにこのチームの打ち合わせは主に居酒屋で行われ、河野の恋愛の行方や小橋の馬鹿高い美顔器もこの場にてご披露されることとなった。


ある朝、眠れずに夜を過ごした女(小橋)がいた。
いつものように顔を洗って、弁当の仕度をし、美顔器でお肌の手入れをしてから仕事に行く準備をする。変わらぬ日常だが、その中には非日常もある。
毎日必ず目の前に現れて自分を応援する妖精のように小さい男(河野)。死んだ猫の生まれ変わりかとも思ったが、それもあり得ない非日常。
そしてこの日は別の非日常が待っていた。生涯で6度目の別れ話が彼女を待っていた。

その朝、眠れずに夜を過ごした男(安田)がいた。
いつものようにゴミ捨て場にゴミをぶん投げて、駅へと向かうが寝坊したために地下鉄に乗り遅れてしまう。

女は喫茶店で別れ話を切り出す。
自分の友人と浮気をしていた彼氏を激しく責め、鬱積していた感情をぶちまける。
一方、男は同じ窓辺の別の席で、彼女に別れ話を切り出された。やり直そうと持ちかけるが上手くはいかなかった。

その夜、女は酔っぱらって駅のホームで寝ているところを妖精そっくりの駅員(河野)に起こされ、へべれけのまま駅員と共にラーメン屋で自分の感情を泣きながら切々と語る。
切ない言葉に対して駅員は『これからも応援させて下さい』と呟く。そう、彼はやはり駅員ではなく。。。

丁度その頃、男はそのラーメン屋の前で飲み過ぎのために吐き気を催していた。


一年後、いつもと変わりなく日常を過ごす女がいる。弁当を作り、顔を洗い、美顔器でスキンケアをする。
そしてトイレにはいつもの小さな男が応援してくれていた。今はまた新しい恋もしている。
手作りの弁当が二つ、並んでいた。

男は寝坊していた。慌ててゴミを捨て、駅へと急ぐが地下鉄に乗り遅れる。
茫然としている男の足元に、異様な風体の小さい妖精(安田)が立っていた。。。


『Have a nice day』


鈴井組 (鈴井貴之 森崎博之 藤尾仁志)

キーワード [ナイフ・缶コーヒー・指輪]

主題歌 『つぼみ』

多忙を極める鈴井・森崎に代わって永遠の新人・藤尾が必死に脚本を書く。鈴井・森崎のアドバイスにより合計6回の書き直しの中、異色の恋愛ドラマが浮き上がってきた。
見る人間によって評価が別れるところかもしれない。。。

そしてエキストラ以外の役をほぼ森崎が担当しているところも見所である(笑)

ランチを取るOLが二人。一人はあずさ(鈴井)。もう一人は友人の陽子(森崎)。
あずさは最近付き合いだした彼氏のことで浮かれている。仕事の合間に必死で四つ葉のクローバーを探してくれた彼氏を自慢したくて、手帳に挟んだクローバーを嬉しそうに陽子に見せていた。

あずさと純一(藤尾)は合コンで知り合った。お互いが気になった二人はそっと抜け出す。ウィッキーマウス(森崎)が好きなあずさと、ジェットコースターを設計するのが夢である純一。惹かれあった二人はホテルへと向かい、愛を交わした。

付き合い始めてすぐは純一のまめな愛情に有頂天だったあずさだが、純一の部屋に遊びにいったことがきっかけで、純一の異常な性格を知ることになる。
部屋には自分を盗撮したビデオがいくつも隠されていた。
慌てて逃げ帰るあずさ。そして純一を避けるようになる。

純一は異常な程のストーカー行為はエスカレートしていく。家の前で待ち伏せをし、郵便物を調べ上げ、メールはおろか携帯や家電の留守禄には『連絡が取れなくて心配だ。』という何十件というメッセージが残される。
そして宅配便が届いた。中には四つ葉のクローバーがぎっしりと詰め込まれていた。

あずさは純一を呼びだし、別れを告げた。あずさが冷たく立ち去った後、茫然としている純一の手の中には指輪が握られていた。

そして夜、あずさの部屋に誰かが尋ねてくる。。。


親子連れ(全て森崎)で溢れるウィッキーランド行きのバスの中。
純一は奥に座るあずさに缶コーヒーを渡し、話しかけていた。
やがてこの日が誕生日であるあずさのために、用意をしてきたケーキを切ろうと鞄を探る。
『…ごめん、あずさの家にナイフ忘れて来ちゃった。』

親子連れの父(森崎)が読んでいる新聞には『マンションでOL刺殺』の文字が。

『何か切るものを探してくる。』といって休憩の場所でバスを降りる純一。
運転手(森崎)がふとミラー越しにあずさの席を見ると、そこには誰の姿もなく、ただ手のつけられていない缶コーヒーとケーキ、そして葉が一枚取れかかった四つ葉のクローバーの押し葉が置かれているのみだった。。。


『さよなら朝日荘』

大泉組 (大泉洋 佐藤重幸 音尾琢真)

キーワード [腕時計・テレビマン・落とし物]

主題歌 『月の裏で』


天才作家センセイ大泉氏の相も変わらぬ脚本難産により、多大なる遅れをとったチームである(笑)
主人公パンいちのあだ名は、river撮影時にそそっかしいがために衣装を汚さないよう服を着せて貰えず、パンツ一丁で歩き回っていた横井役・音尾のあだ名を使用した。
一話完結のルールに基づかず、全11話中の第3話のみを抜粋して作成。丁寧なことに第4話の予告まで付けるという天才ぶりを発揮している。

古い木造アパートのゴミが散乱した汚い一室で、その部屋の住人パンいちこと松本貫一(音尾)とパンいちの先輩・織田長務(佐藤)が思う存分ダラダラしていた。
前日にパンいちの誕生祝いをしてそのまま居座っている織田がパンいちで遊んでいると、同じ朝日荘の住人・加藤(アイアンジム所属)が入ってくる。北海道が誇るボディビルダー・加藤はパンいちの目の前にイヤと言うほど肉体美を晒した後、家賃の取り立てから逃げるため、パンいちに『後は任せた。』と言い放って逃げてしまう。
そもそもこの日はテレビがボディビルダーの加藤を取材するため、この朝日荘にやってくることになっていたのだった。

朝日荘がテレビに映し出され、レポーターがその前で喋っている。
実はそのレポーター美咲(森 さやか)はパンいちの初恋の相手。中学の時に転校してしまった元同級生だった。彼女のことが気になって仕方がないパンいちの為に、織田は彼女と二人きりにしてやると言いだす。
テレビマンの鮫島(大泉)をまんまと部屋に引き入れ、加藤だと偽ってパンいちを紹介する。

生放送の時間になり、美咲がパンいちの部屋に入ると、頭からサラダ油をかぶってヌラヌラテラテラと光りながら無理矢理ポージングをするビキニパンツ一丁のパンいちの姿が。。。
その姿に驚きながらインタビューをする美咲と、しどろもどろになりながら応えるパンいち。
やがてパンいちが『僕のことを覚えていませんか…?』と、問うも無言で黙りこくる美咲。
そんな最中に番組内容が変更になり、美咲は慌てて局に帰ってしまった。

パンいちの部屋で再び宴会が催される中、管理人のおばちゃん(滑川)が現れる。
手には『落とし物』と書いた紙と小さな小袋。なんでもレポーターの女性が落としていったらしい。
中には、昔パンいちが彼女に送った筈の時計が入っていた。
美咲は朝日荘宛に電話をしてきて、『必ず取りに行くので松本君に預けて置いて下さい』と伝言したという。
『…覚えていてくれたんだ。』と言うパンいちと、騒ぎまくる織田以下外野達。

朝日荘は今日も賑やかであるらしい。。。









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