さっぽろ国際映画祭
『応援隊長代理が語る会』




2003年 11/04 於:パラマウント・ユニバーサルシネマ11





 平日の午後四時からスタートとだったこの企画は、思った以上に人の数が少なくて閑散としておりました。
あまりのことにビックリしながら席に着き、洋ちゃんの登場を待っておりました。

スクリーンの前には椅子とマイクが二つ。
やがて司会を務めるスタッフが入ってきて、『本日は、応援隊長の代理として、大泉さんをお招きしています。俳優としての大泉さんにお話を伺うとしましょう…』というようなことを言われ、いよいよ洋ちゃんの登場です。


入り口から恥ずかしそうに照れ笑いをしながら入ってきた大泉氏。
場内には黄色い歓声が。。。いっこも飛ばず、まったりとした拍手のみがパチパチと響きました。
入ってきて会釈をし、挨拶をしようとしておられたのですが、何やらおたおたとしている。
と、突然『入り口でスタッフの人にコレを渡されちゃって〜…』と、大変に困り笑いをしながらペットボトルを手にオタオタ。
『床に置いちゃってもいいですよね!?』なんて感じで初っぱなから妙な緊張をされてました。

やっと落ち着いて椅子に座ったと思ったら、いきなり司会初挑戦でこちらも緊張気味のスタッフに向かって先制パンチ☆
『えー、応援隊長代理の大泉洋で御座います。代理というのはその…勿論うちの社長の代理でして……と言ってもですね、私だって忙しいんですよ。本当に。』
『大体君たちはねえ…
気軽に代理を頼むけど、僕だって暇じゃあないんだ!!

などと、かまして下さる。

しかもすかさず、『キミねえ…本当に言ってくれればもっとラジオで宣伝したのに……パニックが怖いとか言って。大泉洋を過信しちゃいけませんよ! どうです今日のこの人の少なさ。ほんとに言ってくれればねえ〜…』なんて、ぼやかれてました。

 それから一応トークショーらしきものになり、司会の人が昼飯を食いながら考えたという質問事項を手にしながら質問していきます。
洋ちゃんは自分語りが大好きと豪語するだけあって、ちょっと振ると後は勝手にズラズラと色んな事を語ってくれました。

 何故俳優を目指したのかという質問で、『僕は大学を二浪しまして…』から始まり、『2歳も下のヤツラと合コンなんかしていられるかよ!』みたいな反逆精神的なものがあったことと、落ち研が無かったこと。そして友達にネタとして『演劇やってる!』と言うと、変で面白いかと思って…まあ、面白くなかったらすぐ辞めようと思っていた。などという話をしてました。
その話の際に『演劇をやる人の発声練習って変ですよねえ、あれ、何だっけ? 河童が赤いなあいうえおだっけ??? とか言うあれが僕はイヤだったわけです。』と言うようなことを仰られてました。(どうでもいいけど河童が赤いってなんじゃーそりゃ★)

更に、『僕が演研の扉をガチャッと開けたらですね、発声練習よりでかい声で歌ってるヤツがいるわけですよ、ギター片手に! …森崎博之だったんですけどね(笑)』
に、場内大爆笑。そこからNACSとの出会いに話は発展していきました。
『モリなんて今より老けてましたからね!! チノパンとか履いて…僕は本当に最初、彼を顧問の先生だと思ったんですから!!』や、『安田はその頃から暗〜くて、部屋の隅で爪を囓っていました。いつもカーキの服を着ていてね〜。』だの、『佐藤はなんか一番シャレ〜っとして、当時白いパンツ履いてて…あり得ませんよ、あの当時僕らじゃあ!! しかも眉毛が随分と太くて。』で、琢ちゃんに至っては『音尾なんて今よりも目が離れてましたもの!! で、何色だか解らない色のジーパンをいっつも履いて…もう青なんだか緑色なんだか解らない酷い色になったジーパンですよ!!』と、かまし放題かましてました。

その時代の演研の思い出で、小学校に尋ねていったときに自分がやった『う●こ伯爵』がうけなくて随分不評だったとか、定期公演のチケットが売り切れになったのが自慢だったとか等、楽しそうに話しておられました。


 後は休日の過ごし方や料理の話なども。
休日はまとまって取れれば北海道を出て、本州の方に行ってしまわれるそうです。何故なら、『道内だと顔がわれてて買い物にも行けないから』だそうで。
『本当は並ぶの大好きなんです。で、『今、並んでますなんてメールを打ったり…』の言葉に、『メールは誰に?』と突っ込まれた洋ちゃん、ばつが悪そうに『…モリなんかに……』と言うのが可愛らしかったです。

一日しか休みが無いときは、一歩も家から出ずに溜まったビデオを見ながら料理(パスタ)を食べるそうな。溜まったビデオは勿論全部自分のビデオ。
自分の出ているテレビを見ているときが至福の時なんだとか。。。(汗)
『大相撲の期間に入りますとね、洋ちゃんの出ている番組がいっぺんに3つくらいなくなっちゃうんですよ。そうすると日曜くらいしか楽しみが無くてねー…』などと、相変わらずの自分大好きぶりを発揮。


 更に料理の話へ。
司会者が『お料理は結構なさるんですよね。』に、テレビでは料理が下手だと言われてるけどあれは四人分のパスタを茹でたからだと猛抗議。しかも、『隣でゴチャゴチャうるさいからなんですよ! あのフジム○タダヒサって奴が!!』と、フルネームでご紹介(爆)

 続いてどうでしょうの話になり、司会者が『台本とかってあるんでしょう?』に大泉氏、大爆笑しながら真っ向否定。
『ありませんよそんなの!! 台本があったらあんなに長いぼやきを僕は全部憶えてなくちゃいけないでしょうが!! ディレクターが『ハイ大泉さん、ぼやき行きますよぉ…ハイ、キュー!』なんてやってるんですか? 僕らは。』

だそうです。でも洋ちゃんのお母さんは台本があると信じているらしいですが。。。
しかも一緒にどうでしょうなどを見ていると、隣でずーーーっとうるさいのだそう。
『アンタ、あれ、カブでどこいくの!?』なんて感じで、突っ込んで聞いてきちゃうんだとか☆
お父さんはお父さんで、さんざん大笑いしておきながら最後に『つまらんな…』とつぶやくのだそうです(笑)


 その他、つい先日行ってきた東北のお話。
riverの上映会で行ってきた秋田などではもの凄い人気だったとのこと。
何せなかなか本物を見る機会がないからなのか、出ていった途端大歓声でしかも『王子〜!!』の掛け声。
懐かしい掛け声に洋ちゃんもビックリされたようでした。洋ちゃんが『僕はかなり昔に王子と呼ばれていましてねえ…『妻を娶るぞ!』かなんか言ってたんですよねえ…』に、すかさず司会者が『王子というとあれですか? 股に変なものを挟んでいた…』と言ってしまい、洋ちゃん流石に苦笑い。
股に変なものってキミぃ…あれは木馬でしょう。』でした。


 後は映画のお話でしたでしょうか。
役の話で、『マンホール』の時と今回の『river』ではどう違ったかと言うような質問に、マンホールはまだ自分に近い役柄だったので結構普通に出来たが、riverの佐々木は暗い過去を背負っている無口な人間だった為、バラエティの番組の合間にもかなり無口になり辛かった。一度もの凄く落ち込んで何も彼も投げ出したくなったが、たまたま夕方からオフが入ったので自宅に戻り、料理を作ったら凄く気分が晴れた。『ああ、自分はこれでいいんだ』と思った…と言うようなことを真面目に語って下さいました。
司会者が『料理は何を…?』と聞くと、恥ずかしそうに『パスタです…』と答え、『料理はいつもパスタなんですね。』と突っ込まれて、逆ギレ気味に開き直ったりもしておりました。


 そんな感じで一時間もの長い間、色々と話して下さった大泉さん。
司会者が聞く質問も無くなったため、締めようとするのですがなかなか締め方が解らずにオドオドしていると、洋ちゃんはまるでRの時のゲストコーナーのようにテキパキと自分で自分のコーナーを締める手本を示して下さいまして、大爆笑。

何とか司会者が締めに持っていき、このトークショーはお開きになりました。
洋ちゃんはまたもや照れ臭そうに立ち上がり、楚々と場内を後にされました☆

イラストはコチラです☆


この後、一時間後には新山千春をゲストに迎えて司会を務められました。
現れた新山嬢は顔が小さくて華奢で、本当に綺麗でした。
で、洋ちゃん初っぱなからニヤケっぱなし。。。第一声がいきなり、『…いやー天使っているんですねえ…
もう、会場引きっぱなし。
その後もデレデレになった洋ちゃんが自分のことを可愛らしく『洋ちゃんはねなんて言うと、新山嬢もノリが良くて『洋ちゃんは?』なんてやってくれちゃうので、大泉氏ヒートアップ☆
年齢を聞いて『22ちゃいでちゅかー、洋ちゃんはねえ、30歳。』だとか、勝手に新山嬢を『ちーちゃん呼ばわり。挙げ句の果てには『ちーちゃん洋ちゃん』と呼びだして、一緒に組んで演歌でも歌おうかと誘う始末。
ちーちゃんはノリが良くて『あ、じゃあ、時計台の下とかで!』なんて言ってくれてました。(アリガトウ…ちーちゃん(泣))

その後、ちーちゃん主演の映画の話をしてそろそろ締めという頃、突然ちーちゃんが『私、今日はすぐ帰らないといけないんですよ、うちの犬がゴミを荒らしたみたいで…母に今どこにいるんだ、すぐ帰ってこい! って言われてるんです。』と、微妙に謎なことを仰ってまして。。。流石洋ちゃん、すかさずそれを締めに使っていらっしゃいました。
『じゃあ、今度来るときはは犬の世話を終えてからゆっくりこっちにいらして下さいね〜でした。
ちーちゃんが退場するときも、ずーっとデレデレの笑顔でずーーーーーっと手を振っていて。。。見ていてこっちが照れちゃうってば!!(汗)

そんな感じで二つのトークショーが終わりました。
茶髪になったパーマかけ過ぎのエンゼルヘアーに、黒のジャケットと革パンツをぱりっと着こなし、高そうなおニューの時計とシルバーのブレスレットをキラキラと光らせた北海道の綺羅星は。。。やっぱり格好良かったで御座います(笑)


そんなわけで、お粗末サマで御座いました。。。



舞台・イベントへ  LOCALへ



女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理