モリプロ 旗揚げ公演

改FEVER
[川井“J”竜介・高橋逸人・江田由紀浩・河野真也・藤尾仁志]

<観劇日 2003年 05/26 月曜日 千秋楽>


 
 会場に入ると、ぎっしりとお客さんが詰まっておりました。流石に千秋楽!う〜ん、嬉しい。。。
そんなことを思いつつ席に着きました。この観劇のメンツは凰原・ヤナガワ嬢・そして女帝サマ。我々がまず最初に気付いたのは場内に流れるBGM。
何故だかとても心地よく耳に流れてくるこのメロディ。思わず口ずさんでしまうこれは。。。WINKだっっ!いや〜、世代って、恐ろしいモノです。チェッカーズ・BOOWY・近藤真彦・ZIGGY。。。
モリの選択した全ての曲が、何処か懐かしくて耳になじむのは同世代故の事でありましょう。思わずまだ青かった自分たちを思いだし、これから始まるFEVERの世界へと無理矢理引きずり込まれてしまいそうな感じです(笑)
そして場内は、懐かしんで一緒に歌ってしまう世代と、解らなくて首を傾げている若い世代の真っ二つに割れていたのは、面白くも悲しいことでありました。。。

さて、上演の時間になりました。土曜日に見に来た友人からは『前説をモリ自らがやっていたよー』と聞かされていたので、楽もモリなのかなぁ?と漠然と思っておりましたが、すっとこどっこい、前説をモリプロのメンバー全員でやってくれちゃいました。
突然五人でソデから走ってきて、まるで五人組の漫才のように喋りまくり、場内での注意、主に携帯の電源や非常口、そして具合の悪くなった際の事や、場内の音量が物凄いとのこと。特に前の席のスピーカーの付近は少々五月蝿いと言うことをしきりに心配していました。
実は我々、前から3列目の一番右端。見事にスピーカーのど真ん前に居たので、高橋逸人氏が非常に気にして何度も『大丈夫ですか?』と尋ねて下さいました。彼は『事前にうちの森崎がそこの席でチェックして大丈夫だと確認したんですが、何せあのヒト普通の人とかなり違いますから…』ってな事を宣い、場内は大爆笑。
そんな感じでFEVERは幕を開けました。


 お話の始まりはNACSにーさんたちのFEVERと殆ど変わらない始まり方でした。
バンドを組んでBSヤングバトルに出場した五人組が、賞は逃したもののプロデューサーに目をかけて貰えるかもしれないが、学校祭と重なってしまうのでどうしようか?と言った感じで始まります。それぞれ愛称が決まっていて、銀蠅(J)・ハヤト(高橋)・たま(河野)・サンコン(藤尾)・エディ(江田)でした。

主役は琢ちゃんの役をやっている江田くんです。エディの夢と行った形で話は進行していきます。30歳になってそれぞれ家庭を持ったり仕事をしたりと様々な人生を築き始めた五人の再会に始まり、幼稚園のころの思いで、小学生の時の出来事、中学生の時の体育祭での失恋、そして高校に入ってのバンド活動。それらをひとつひとつ懐かしいテイストで再現しながら、30歳の現実になり、これらかの夢を語る…
そんな話でした。NACSの時は高校生の時代で終わっていたので、今回の改FEVERはより夢というものが形を成してきたような仕上がりになっていて、非常に面白かったです。

特筆すべきは場面場面の盛り上げ方が、やはり以前のFEVERとは格段に違うな〜と言うことでしょうか。
幼稚園時代のエピソードではおよそ園児に見えない
巨大な園児『J』が、朗々と甘い声で勇者ライディーンやら超時空要塞マクロスを歌い上げたり、体育祭での江田・藤尾・純子(J)の絡み方が絶妙です。
純子はLOVERで出てきたあのまんまでした(笑)紅白帽を被った金髪ヅラ。そしてセーラー服!!スカートはかなり短く、純子が激しく動くたびに格子柄のトランクスがバッチリと見えました。つか、中のお宝まで見えそうで怖かった。。。(泣) 
でも何故か見ているとだんだん超絶美人に見えてしまうから不思議(笑)分厚い唇を尖らせて拗ねたり、臑毛ばっちりの生脚で舞台中をどすどすと歩き回る様も、可愛く見えるから本当に摩訶不思議だ。。。
ヒトシ(藤尾)と純子は幼なじみの設定で、小学生の頃同じくワールドカップを目指していたサッカー仲間でもありました。因みに小学生時代の純子は。。。河野くんでありました。
純子が初潮を迎え、サッカーを諦めたとき、その夢をヒトシに託したというストーリーになっており、最後は濃厚なキスシーンが2回もありやがりました(笑)
で、めっちゃ小さい江田くんはこの大女・純子に惚れていて失恋してしまうのですが。。。

その他、学祭のコーラスのシーンや就職のための面接シーンなど、付け足されたエピソードが生き生きとしていて、話に面白みと深みを与えていたと思います。
凰原は藤尾の面接のシーンが大好きです。
これは面接会場にいた虚弱体質の男(江田)やしゃっくりが止まらない男(高橋)がドタバタとやるのがたまりません。このエピソードの最中、貧弱な上半身を晒した江田くん、死にかかっている役だというのに、ついついマジで肩を震わして笑っちゃってました。
ラストは30歳になって新たにささやかな夢を見つけた江田くんに思わず涙が。。。
何やら現在のNACSにーさんをも彷彿とさせるようなラストに、感動しました。

そして最後に五人全員で舞台挨拶に出てきました。全員の目に涙が光っていましたが、真っ先に泣いていたのはでしょう。。。
彼は一番キャリアがあり、他の四人を引っ張っていくという感じで、その肩にはかなりの重責がかかっていたのでしょうね。華のない地味な五人と言われ、チケットも思うように売れず、空席を見つめながら頑張っていたのでしょう。
楽日の満席・大喝采に思わず涙で言葉が詰まり、挨拶が出来なくなってしまいました。そんな姿にワタクシもかなり涙が。。。
で、全員でハケようとしたその時…舞台ソデにはその人が立っていました。ワタクシの側からは反対側でしたので、とてもよく見えました。
本当に見守ると言った感じでそっと佇み、嬉しそうに笑っている森崎博之です。。。
手には一輪ずつ花を持ち、良くやったぞ…と手渡してはそっと一人一人を抱き締めていきます。Jなどは照れて泣きながら逃げる始末。でもモリは花を渡し、Jもしっかりと抱き締めました。そして最後に高橋氏。
みんな泣き笑いでした。見ていたこちらも、素晴らしいものを見せて貰ったなー…って感じでした。
えー、蛇足ながら付け加えますと、花は皆一人ずつ違うものでした。アフロをイメージさせる花は河野へ。江田くんは色白なので白いカラーを。そして地味と言われていた高橋氏は。。。
仏花のでした(汗) モリ、ナイスです…



以上が簡単ながら、ワタクシの見たFEVERです。
簡潔にまとめすぎましたが、もしかしてNACS兄さん達で再び
再演するかもしれないので
今はこのくらいにしておきましょう…

  



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