函館珍道中

2003年 5/1〜5/3

其の壱


 一日の夕方、18時12分発のJRに乗り込み、凰原は函館に向かいました。到着予定は21時48分です。
ほぼ定刻に着き、改札を出ると出迎えに来てくれていた文月翠サマとご対面しました。ミハルのお芝居の時以来です。
まずホテルではなく、軽い宴会用(笑)の焼き鳥を買うべくハセガワストアに直行しました私達、ハセストでビールやお茶を買いつつ、目的の焼き鳥を注文します。ここは注文してから焼いてくれるコンビニで、なんだかワタクシには結構ビックリな光景で御座いました。
牛タン、豚タン、軟骨、精肉、砂肝等を塩だれで頼んみました。焼きあがったほかほかの焼き鳥を持ち、ワタクシはシエナホテルへと向かいます。
シエナはとても古くてあまり広いホテルではありませんが、名が現すように古きイタリアの香りがする居心地の良いホテルです。スタッフが夜間以外はほぼ女性で、なんだかとても雰囲気が良く、部屋には果物が用意されていたりとちょっとした心遣いがいい感じ


 翠さんがあとからやってきて、ささやかな焼き鳥宴会をしつつ、ドラバラを見ておりました。折しも山田家が最終回。光さんがぱりっとタキシードを着て、山田家に
嫁にいきました(違)
太郎の言葉に涙を浮かべつつ、ビールをぐいっと飲んで、いい気分でお開きにしたのが深夜1時頃だったでしょうか…。
実は翌日、早朝の4時半頃にご挨拶タイムの整理券を取るべく外に並ぶ予定でした。ハッキリ言って時間は全然御座いません(笑)でも幸せな宴会のあと、ほろ酔い気分で風呂に入り、SAKUSAKU(深夜番組)を見ながらうつらうつらしたと思ったら、もう二日、朝の4時です。

 慌てて身支度を済ませます☆前日の朝に15時からの分の整理券を取るため並んだ翠さんによれば、恐ろしいほど
冷え込むとのこと…。凰原、決死の覚悟で着膨れました(笑)
キャミソールの上に長袖Tシャツ、その上にパーカーを着て、更に厚手の迷彩シャツを着、最後に合皮ジャケットを着込みました。下はそんなに着膨れできないものの、厚手のタイツにハイソックスで防御し、ブランケットを持って朝の五稜郭へと繰り出しました。
整理券配布予定の丸井さんはホテルから1分の場所にあります。歩いていくと、いるわいるわ…こんな時間だというのに既に20人以上の人間がわらわらと並んでおりました。前日はこの時間で10番前後の整理券だったというのに、この日は30番台確実って感じです。流石NACS、侮れません!!
 翠さんと合流し、彼女に用意して頂いた敷物や小さいレジャーマットを敷いて、ケットを被りいよいよ座り込み開始。まだ薄暗い空の中、やはり寒い。震えるほどというわけではないですが、膝などの下半身がじわっと冷える。
そうやって待っている間、目の前には次々と並ぶために駆けつけてきたお嬢さん方や、娘のために頑張って並ぶおばさんやら、並び代行業のおっさんやらが入り乱れて、ぞくぞくと一列に座り込んでいく。はたと気付けば日が登り明るくなり始めた五時過ぎには、もう後ろが全然見えない状態。あっという間に丸井さんを取り囲んだ人の列…
そんな中、翠さんが朝から握ってくれていたおにぎりを頬張り、腹がいっぱいになって眠気が襲ってくる中、
酔っぱらいだかアブナイ薬をやっているんだか解らない、かなりラリった関西弁の変な男に絡まれてみたり、どんどん人通りが多くなって通行人や通りすがる車からの不思議そうな視線に耐え、或いは『何があるんですか?誰か来てるの?』の問いにTEAM-NACSと、わざわざ言って詳細を説明するのも億劫だった並んでいる我々全員が、ことごとく『大泉洋サンが来るんですよー!』と引きつった笑顔で答えておりました。
そういうと皆様、
ああ、あのテレビでよく見る大泉来てんの〜?と、納得して帰っていくのであったりして。
 ワタクシの後ろに並んでいた森崎さん好きな高校生の女の子とも仲良くなり、三人でぽつぽつとおしゃべりをしながら待つこと五時間。ようやく9時半から整理券が配られると、番号は27番。おお、有り難いと思いつつ、翠さんやモリ好きの高校生さんともお別れしてまずはコンビニで酒を買うワタクシ。
 部屋に着くとまずは近くに立っていたおっさんの煙草のせいでヤニ臭くなった体を洗うべく風呂に入る!!薔薇の香りの泡風呂に浸かると、泡を立てすぎて顔までが泡で埋まる醜態。。。とりあえず冷えた体も温めてから、整理券ゲットの祝杯をあげ10時半から1時間ほど寝ることにする――――――――筈が、寝過ごして
気付けば13時!! 既に翠さんはホテルの隣のコンビニ前にて待っておられました。。。ゴメンナサイ。

 桜が見たいとリクエストしていたら、翠さんが五稜郭公園に連れていってくれました。でもその前に桜ヶ丘通りという道を車で通ってくれたのですが。。。見事な
桜並木です。と言うより、桜のアーチに近いかな♪ゆっくりと車を走らせてそこを通と、桜を見ながら散歩する色々な人たちがいて、物凄くいい気分。
いざ公園に着くと、まずは腹ごしらえに【ラーメンと中華のあじさい】に入りました。ここの窓から桜が見えて、いい感じでした。しかも箱舘塩ラーメンがめっちゃ美味しい!!あっさりしているのに物凄いこくと旨味のスープ&ストレートのすっきり麺。めちゃめちゃ美味しかったので、また函館に行ったら食べに行きたいですよ。
 他に八宝菜と春巻きも頼み、物凄く腹が苦しいのに二人で完食してしまいました。。。恐るべし、あじさい(泣)

 食ったら花見〜、とばかりに五稜郭公園へ。もう何と言ったらいいのか解りません。公園全体が真っ白。桜があんなに白いなんてビックリ!!桜と言ったらワタクシの住んでいる地域は基本的に蝦夷山桜が主流。ソメイヨシノや八重桜も多少は有りますが、殆どがピンク色の山桜。花の付き方もぶわっと咲くわけではなく、ぽちょぽちょと控えめに咲いてくれるので、葉っぱがえらく目立つくらい(笑)
あんなに咲きまくる、と言うか
咲き誇る桜達を初めて見て、感動しまくりでした。きっと内地の方々なんかは、桜はそういうものだと思っているから、不思議に思われるでしょうきっと(笑)でも、凄かったのー 少々重いですが、桜の写真を3枚展示しました。此方 からどうぞ。

 そのあと翠さんの車で美味しいソフトクリームを食べにけっこうな山の中へ。函館牛乳の直営店とか言っていたでしょうか。。。背後が山で、前面が海。物凄く景観の綺麗な場所にその直営店は有りました。少々風が強かったのですが、気にせずソフトクリームを食いました。
濃い牛乳の味。。。というかあれはもうバターのような風味の得も言われぬ旨味のかたまり。
しかも食べたあと全然喉が乾かないのだとか。甘みが強すぎないからなのかな?

 翠さんのご用事が有ったので、ワタクシは翠さんの家で少々待つことに。マンホールのDVDを見せて頂いた。
。。。うう、
安顕やっぱり格好良い。 明日美ちゃんも可愛いよねー 小憎らしいところがまた、イイ。 
洋ちゃんはやっぱり格好良くて、あの飄々とした感じがたまらなくいい感じ。どうでもいいけど小池栄子がめっちゃ若かったなー(笑) 
それと、シゲ。声で辛うじて解ったけど、
顔が全然出てない。琢ちゃんはひったくり犯だからとっくみあいとかして顔が出てるけど、モリはどうよ。。。 
言われても解らなかったぞ、何処にいるのかが。。。

 翠さんが戻ってきたので、晩飯を食いに行く。なんせ翌日はつか、殆ど真夜中から並ぶことが決定しているので
酒盛りしている場合ではない。何処か良い店がないかと車で探しているうちに、【カレーの小いけ、本店】に。
一度翠さんのおみやげで食べたことがある小いけのカレーはスパイスが利いていてかなり辛かった。そこで、ワタクシはウケ狙いもかねて『ハンバーグカレー』を注文。だって、『クリームカレー』は無いから(笑)
解らない人は〈KING OF CURRY〉を見ましょう(笑)
 カレーは非常に美味しかったです!そしてかなり辛かった…

 ホテルの前で降ろして貰い、部屋に帰ったのが9時頃。再び風呂に入る。この時点で
一日3回の入浴を果たしたことになる。シズカちゃんも真っ青のきれい好き・お風呂好きになってしまった。。。
 取り敢えず0時半から翠さんと、翠さんのお友達のブナシメジS子ちゃんが丸井の前に並ぶ予定。ワタクシは2時半頃の参戦予定で、翠さん達と入れ替わって留守を守る予定だ。
S子ちゃんは一番を取る気満々で、残業後、すぐに並びに来るという。いくらなんでも12時半は早すぎるだろうと内心思っていたのだが、その後
彼女の判断が的確だったことを知る!大感謝なのでした。
 ハナタレも見ずに22時半にはベッドに潜り込んだ。このために酒も飲まず風呂もぬるめ、照明もなるべくおとして、すぐさま寝付けるよう準備は万端。 さあ、就寝だー!!



      




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